美しさは罪〜法隆寺宝物館〜

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世の中にはあまりにも美しい物が存在する。美しいものは、見た人を魅了し虜にする。

東京は上野にそんな美しすぎる美術館がある。それが世界的建築家谷口吉生が設計した法隆寺宝物館だ。均整のとれたプロポーション、余計な装飾は削ぎ落とし、究極と言える程に建築の納まりを考え抜いてデザインしていることがわかる。

自分はこの建築作品を見た時、恋に落ちた。あまりの美しさにしばらく立ち尽くしていた。それ以来、こんな美しい建築が作りたいと思い、今に至っている。

建築設計は、本当に大変な仕事だと思う。好きだけど、毎日嫌になることもある。でも、近いうちに自分が満足できる建築が世に送り出せるように辛いことだらけだけど、今も頑張っている。

こんな辛い目に合ってもやめないなんて…本当に美しさは罪だ!

 

住所 東京都台東区上野公園13-9

TEL 03-3822-1111

上野駅公園口から徒歩約10分

 

言われやすいこと〜太田市図書館美術館

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色んな人から色々文句を言われたりダメ出しされると、自分は何てダメなんだろうと思うこともあるでしょう。

でも、気にしすぎることはないのかもしれない。色々な人から色々言われるということはあなたは言い訳をしたり、変に壁を作らないので相手を受け入れる器があると思われているという裏返しでもある。

それは立派な才能だ。

この建物はとても近づきやすい。東西南北そして何階のどこからでも入ることができる。変に入口を決めることで近づきにくい雰囲気を出してしまうことがあるが、この建物のように東西南北そして何階からでも入ることができるととても近づきやすい雰囲気がある。

そんな建物はとても街の人達から愛されている。この建物がこの街の活性剤になってくれたら嬉しいと思う。

 

住所 群馬県太田市東本町16番地30
TEL 0276-55-3036

太田駅から徒歩1分

 

自分を見直す鏡〜葛飾北斎美術館〜

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鏡は自分が生きている世界をそのまま映し出す。反対の姿ではあるけれど…

人は自分の姿を確認する時に鏡を見る。鏡に映る自分の姿を見て現実を生きる自分がどんな姿なのかを確認する。

乱れていれば整えて、疲れている姿を見たら休んでみたり。。

この建物は周りの景色を映し出す鏡のような建築である。光輝合金発色の外装パネルが映し出す街の姿を見た人達が街の乱れを直したり、街が疲れていると感じられれば休ませてくれるようになってくれたら嬉しいと思う。

 

住所 東京都墨田区亀沢2-7-2

TEL 03-5777-8600

両国駅より徒歩約10分

没頭してみる〜大谷石資料館〜

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目の前のことにとにかく没頭してみる。それでも没頭した分野で、成果を上げられないこともあるだろう。

栃木県の名産である大谷石は建築素材として優れた石である。特に近代建築では有名建築家に好まれて使用されていた。

そんな大谷石を使用するために掘り続けた場所が今では幻想的な空間を生み出す場所になっている。

その独特な雰囲気は世界的に見ても人気があり、ミュージシャンの舞台や映画の舞台としても利用されている。

おそらく石を掘っている時は、そんな使われ方を創造的すらしていなかったのではないかと思う。

石を掘り続けた結果、その空間がなんとも言えない幻想的な空間を創り出していることになっていることに気づき、資料館として開館したところ有名なスポットになっていった。

没頭したことで必ずしも結果を出せるとは限らない。だけど、その経験は味方を変えれば必ず役に立つと思っている。

 

住所:栃木県宇都宮市大谷町909

TEL:028-652-1232

宇都宮駅からバスで約30分

斬新なアイデアは膨大な研究から始まる〜司馬遼太郎記念館〜

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あの人みたいに斬新なアイデアが思いついたらいいなぁと感じることはあるだろう。司馬遼太郎のような人々を感動させる文学を生み出してきた人はどのようにして作品を創作してきたのだろうか。

その答えがこの建築には表現されている。

敷地内の庭園を歩きながら、弧を描くガラスの通路を通り抜けると3層吹抜けで壁が本棚で作られた大空間が出迎えてくれる。

この巨大な本棚には膨大な数の本が飾られている。これは司馬遼太郎が自身の作品を創作する前には膨大な書籍を読み、研究を重ねてから作品創りを始めるらしい。

この膨大な書籍を読みこんで、研究を重ねたからこそあれほどの素晴らしい作品を世に生み出すことができたのだ。

才能がないと言い訳する前にまずは興味ある分野について資料を集めて研究することからはじめてみようではないか。

 

住所 大阪府東大阪市下小阪3丁目11番18号

TEL 06-6726-3860

八戸ノ里駅から徒歩約10分

 

行き詰まった時は、逆転の発想を〜富士山世界遺産センター〜

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常識などの固定概念に縛られて、いいアイディアが出ない時は思い切って逆に考えてみよう。

富士山世界遺産センターは、面白い施設だ。富士山が逆さまになっている姿には狙いがある。建物の目の前に広がる水面には建物が逆さまに映し出されているので、まるで富士山のように見えるのだ。

更には建物も逆さまになった山のような内部空間を螺旋状に上がって行くところも富士山とは真逆の発想だ。

人間だから行き詰まることもあるでしょう。そんな時は、いつもとは逆に考えると壁を乗り越えられるかもしれない。

 

住所 静岡県富士宮市宮町5-12

TEL 0544-21-3776

富士宮駅から徒歩約10分

 

 

美しさは細部に宿る〜富山県立美術館〜

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新幹線が開通し、東京から向かうのがとても便利になった富山に美しすぎる美術館があるというので早速行ってみることに。

行ってみると本当にわかるのだが、富山は名前の通りとにかく美しい山に富んだ場所だった。雪化粧をまとった山脈を見ていると、日本ではないような感覚になる。

そんな山を見ながら川沿いを歩いていると、一際綺麗な建物が見えてくる。それが富山県立美術館だ。

実際見てみると本当に美しい建物だというのがよくわかる。中も外も隙が見当たらないくらい綺麗だった。

中に入るとわかるのだが、この美術館は1つの都市のようになっている。アートを楽しむ展示室だけでなく、そこに移動する途中に富山の美しい街並みを眺められる場所が所々に点在していたり、図書スペースや子供がアートに触れることができるアトリエ、レストランが吹抜けを介して立体的に繋がっているところも面白い。

アート以外にも気軽に立ち寄れる感じがとても好感が持てた気がした。

屋上にある庭園は残念ながら、冬の間は閉鎖されて行くことができなくなっていたので泣く泣く諦めることになってしまったが…

内部空間を歩き回って色々な部位を観察していると、本当に細かいところまでこだわって納まっていることがよくわかる。

美は細部に宿るというけど、この美術館を見ていると本当にその通りだと実感させられた瞬間だった。

この建物は本当に親しみやすく、立ち寄りやすい雰囲気が何より嬉しい。富山の新しいランドマークである富山県立美術館には是非訪れてほしい。

 

住所:富山県富山市木場町3-20
TEL:076-431-2711 

富山駅より徒歩約20分