東京都足立区 六町フローラ
東京都足立区にある六町フローラという美術館です。
「えっ!足立区六町駅前に美術館がある?そんなはずは!」
なんて思われた方も多いのではないでしょうか?笑
そう思われても仕方がないです。
足立区で育った私からしても、足立区にそんなものを作ったら、大変なことになるんではないか?と心配になったこともあります笑
でも、心配ご無用で、当初から変わらず今も存在し続けておりました。
この美術館の繁栄を願って定期的に来る私ですが、足立区育ちの私からも、是非とも足を運んで頂きたいです^ ^
足立区六町とはどういう場所かといいますと、つくばエクスプレスが開通し、六町駅ができたことで、駅前にスーパーやお店、ビルやマンションができ、今でも駅近で区画整理が行われています。
駅前は高低差も特に無く、とても綺麗に区割りされています。
そのような土地柄なので、建築家にとっては少々物足りないと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、一体どうやってこの場所に面白い建築を作ったのか、その特徴について見ていきましょう。
エントランスに入ると、目の前にチケット売り場カウンターがあり、右側には建物の特徴である水盤のある中庭が出迎えてくれます。
その中庭を囲むように、展示スペースが計画されています。
私は中庭に惹かれて、いきなり中庭に出て、石床に導かれるように2階のカフェスペースに上がっていきました。
カフェスペースは、中庭に向けて開口部(窓)が設けられており、中庭を眺めながらゆっくり過ごすことができます。
コーヒーもセルフサービスで飲むことができるので、とてもありがたいですね。
この中庭はよくみると真ん中が凹んでいて、外側は中庭を囲むようにそり立っています。
設計者の方いわく、この中庭は直方体の形を球体で上から押し込むと、直方体が凹みますね。
その凹んだ部分を中庭にしているとのことをうかがいました。
発送がとても面白いですね。
図で説明しますと、こんな感じです。
駅近で利便性が高いにぎやかな土地には、賃貸収入などが得られるマンションやビルをつくりがちですが、ここでは美術館をつくって地域に開放してくれました。
このような粋な美術館を足立区六町に創ってくれた建築主の方に強い憧れをもちます。
とても嬉しい^_^
自分も将来そんな人物になりたいと思う今日この頃でした。