神奈川県足柄下郡箱根町 ポーラ美術館 設計:日建設計
例えるなら会社や学校で年上の綺麗な女性を見かけて、その色気に見惚れてしまうような美しさ。
箱根にあるポーラ美術館はそんな例えが相応しいと感じる程の美しさを持った美術館です。
透明感、優しさ、か弱さ、明るさ、美しさ…
この空間に触れたら思わず見惚れてしまうでしょう^ ^
この建築を見て、学生時代や20代のトキメキを思い出しそうです笑
ポーラ美術館は箱根の自然の中に埋もれたように建築されています。
そのおかげで、建物の全体像は確認することができません。
建物自体は見えませんが、外見の形状はすり鉢のような形をしています。
建築を作ることは、言ってみれば自然を必ず破壊してしまうことでもあります。
当初の計画では、箱根の自然を壊さないように建物を作っていく予定でしたが、そのように計画するよりも建物を一つの塊としてその場所に建築する方が、自然破壊が最小限に抑えられるとのことで、この形を選択したとのことです。
見ての通り、山の中に埋もれているように建築されているので、階段やエスカレーターで降りながら内部空間の奥へ入っていきます。
美術館は、展示空間へ上がって行くことが多いので、潜っていくのはどこか独特な感覚を覚えます笑
それにしてもこのガラスと自然のコントラストは、とても美しいです。
自然との共生を物語ってくれる姿、是非とも体験して頂きたい。