一級建築士学科試験に出るかもしれない!大阪府茨木市 光の教会
「本当はこういう生き方がしたい。だから行動しよう。」
「でも会社を辞めたら、給料が減って嫌だ。」
「失敗して笑われるのが嫌だ。」
「大企業を辞めたら、人が離れていくかもしれない。」
人生では行動しようと思えば思うほど、色々な不安が生まれてくるものです。
ましてや今まで築いてきたものが大きいほど、失うことが怖くなって動けなくなるものですね。
例えば大企業に長く勤めたのだから、今辞めたら退職金や積み上げてきた年収がもったいないなど。
こういう時は、シンプルに考えてみよう。
「自分が一番大事にしたいものは何だろうか?」
家族が大事なら、家族を守るために会社にいればいい。
起業したいなら、やってみればいい。
今の仕事が嫌いなら、好きな仕事ができる環境に移ればいい。
今の会社が嫌なら、転職すればいい。
「これをしよう!」と思ったとき、次に思いつくのは不安であることが多い。
でもその不安は、二の次だ。
一番大事なことは、一番最初に考えているはずだ。
シンプルに考えれば、答えは出ている。
複雑に考えて生まれたものがレベルの高いことだと思っているかもしれないが、それはただの思い上がりかもしれない。
大切なことはいつもシンプルだ。
シンプルに考えよう。
こちらの建築は、光の教会。
安藤忠雄さん設計の建築で、十の字に開けられた開口部のガラスから光が入り込み、きれいな十字架が浮かんでいます。
シンプルに作られた建築ですが、とても美しく多くの人に愛されています。
光の教会は形は確かにシンプルなのですが、実は作るのがとても難しいんです。
一般的に建築の壁は耐震要素として非常に有効になるのですが、この教会の壁は十字に開口されているので、壁が床から天井までつながらず、耐震要素とはみなせなくなります。
また、十字の開口の下の壁は問題無く作れるのですが、上の壁は十字の開口ラインが通っているので、上から吊るして持たせなくてはいけません。
そのため屋根の厚みや他の壁の厚さを厚くする必要があるので、鉄筋コンクリート造の鉄筋が多く必要になります。
鉄筋はとても高価な建材なので、サイズが大きくなったり、量が増えるだけで金額が大幅に上がります。
なので光の教会を施工した工務店さんは、大変苦労されたと思います。
ですが、当時施工して頂いた工務店さんは、建築主の方々と設計者である安藤忠雄さんの思いを受けて、この建物を施工することを決められたそうです。
その器の大きさに、まさに脱帽です。。
ということで話は戻りますが、人生に迷った時は、シンプルに考えてみましょう。
そうすれば、答えは必ず見つかるでしょう!
↑この写真は国立新美術館で開かれた展覧会で作られた教会を撮影したものです。