「人は暴力という恐怖に弱く、その統制下ではただ生きることだけが目的となり、人としての誇りも尊厳も失う。」
これは歴史から学べることで、恐怖に支配されている環境では、何か新しいことをしようとすると制されたり、悪いことが起きていても、自分に危害が及ばないように、何もしなくなる。
これはいかんということで、時に正義とは何かを考え直し、そんな環境を変えるために争いがおきるのも人としての常。
国だけの話ではなく、身近な会社内などでもよく起きているのを見かけたりしますね。
正義についての考え方は、人それぞれ。それは建築にも言えるかもしれません。
自分がいいなと思う建築のアイデアを形にして、戦わせて、一番いいと思われる一案を建築していく建築コンペを見ていると、そう感じることがあります。(正義というほど、堅苦しいものではないですが笑)
京都駅も建築コンペで決定した作品です。
世界的にも有名な建築家が集まり、多くの作品が提案されたのを覚えています。
選ばれたのは原広司さんの設計した作品でした。
丘のように段なりに上へと広がっていくその空間は、荒々しい自然を表現しているかのようでした。
繊細かつダイナミックな空間はまさに日本を代表する建築の一つです。
興味深かったのは、選ばれた作品だけでなく最終選考まで選ばれた建築家の方々の作品が、とても印象的だったことでした。
この話は長くなるので、どこか機会があれば記事としてまとめたいですが笑
建築コンペでは、自分の中での考えを建築の空間やデザインとして表現し、他の人達と戦わせていくその光景を見ていると、なんだか私も勇気が湧き上がってきます。
「自分にとって正義とは何か?」
私も、自分と見つめ合ってみようと思います。