住宅設計者の方へ!天井の梁型を無くす方法 ※設計初心者向け
フラットな天井は施工も楽ですし、仕上がりも綺麗で外観的にも美しいですね!
天井にアクセントパネルを貼ったり空間を綺麗に見せるときにはフラットな天井に仕上げることはもっとも重要な要素でもあります。
木造の住宅を設計しているとき、いつも悩ましいのは梁せいのサイズかもしれません。
当たり前ですが、柱が無くスパンが飛んでいる場所ではその距離が長くなるに従い、耐える為、梁のせいも大きくなります。
梁せいが大きくなると、天井の懐に納まらず、梁型というものをつくる必要があります。
↑天井にできた梁型
そんな悩みを解決する方法として、逆梁という方法があります。
これはベテラン設計の方ならほとんどの人がご存知の内容なので、偉そうに伝えるつもりはありませんが、写真のように梁の上端を軒高よりも上げることで梁を上げた分、下がりも少なくなります。
それにより天井の懐内に納めることができるので、梁型が現れずに済みます。
↑一般的な納まり
↑逆梁
ただ逆梁にすると梁の上端が床よりも上がるので、壁の中のように梁の上端が床より上がっても問題無い場所にする必要があります。
使う場所は限られますが、結構役に立つと思いますので良かったら参考にしてみて下さい。