変わったカタチをした建築
「この建物はなぜこんなカタチをしているのだろう?」
「こんなカタチどうやって考えているのか?」
街を歩いていると変わったカタチをした建物と出会うことがあります。
建築好きな私からすれば変わったカタチの建物を見ると思わず立ち止まってしまいます笑
そこで今回は一般的な建物とは異なる変わったカタチをした建物を紹介します。
建築初心者の方もベテランの方も気晴らしにのぞいてもらえると幸いです。
小平市仲町図書館
東京都小平市にある建物です。
いきなり変わったカタチをした建物です。
この建物はいくつかに分かれているボリュームが寄せ集まって一つのカタチとなっています。
地上部分は分棟になっていて隙間があるおかげで、いろんな方向から近づけるようになっていますし、通り抜けもできるようになっています。
街並みを見るととても落ち着いているので、一つの大きなボリュームをバン!と建てるよりも、地上部分は別々に建ち、上にいくにつれて一つのカタチとなっていく姿はとてもふさわしいと思いました。
外壁は「アルミパンチングメタル」という素材を用いており、とても軽快な印象を受けます。
内部空間も日光の遮蔽効果が得られるので、環境的にも優しいつくりとなっています。
葛飾北斎記念館
東京都墨田区にある建物です。
こちらも分かれたボリュームが上にいくにつれて寄りそい重なり合いながら一つのカタチを成しています。
そのため建物の足元には隙間があり、いろんな方向から近づけますし、通り抜けもできます。
隙間は隙間らしく今にも入ってみたくなるような雰囲気をもっています。
隙間に入るといろんな空間があり、ガラス張りになっているので、そこで行われている活動を眺めることもできます。
小平市仲町図書館と異なるのは、外壁材に鋼板を用いているところでしょうか。
この鋼板は周囲の風景を映し出す鏡のようにも見えます。
建物自体が大きな鏡のようになっていて周りの風景を映し出すことからその場に溶け込んでいるようにも見えます。
今紹介できるのは2作品だけですが、変わったカタチをした建物を見つけたらどんどん増やしていきたいと思います。