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尊敬する建築

東京都中央区の京橋に読売八重洲ビルという建物があります。

一見一般的なビルですが、このビルの凄さは見る人が見ればわかります。

建物の外観デザインだけでなく内部のデザインや建築的な納まりがとてもきれいで詳細に考えられているのが伝わってきます。

例えばエントランスをくぐり抜けると右手側には斜めに飛び出した壁が出迎えてくれます。

このあたり、遊び心があって面白いです。

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正面には木パネルが飾られていて、それらが照明で照らされています。

このあたり整えられていてとても美しい!

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また、エントランスホールには隣接してカフェがあります。

ビルを訪れた人が時間調節で利用できたり一息つけたりするので、とてもありがたい計画です!

カフェの背後にはガラスで覆われた展示スペースもあります。

この建物を見ていると、設計者のただならぬこだわりが見えて建築好きな私は楽しくなります。

納まりが美しく、建築家の谷口吉生さんを思い出します。

もしかしたらこのビルを設計された方も私と同じく谷口吉生さんに影響を受けている方なのかもしれません!

階段には壁の厚みを利用し、内側に広がる開口部も印象的です。

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建築好きならすぐにわかる世界的建築家の巨匠がこんな開口部をつくっていたのを思い出します。

外観は外部に向けて開かれた門型の形をしています。

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エントランス周りの縦格子が和を感じさせるデザインで印象的です。

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建物出入口前のピロティがカフェのオープンスペースとして利用されているので、街並みが明るくなります。

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たくみにつくられたピロティ空間のおかげでとても建物に近づきやすくなっています。

たくみにつくられたピロティ空間のおかげで中と外がやんわりとつながっているように感じました。

京橋に建つ一つのビルですが、このビルには設計者の思いがたくさん込められているのを感じます。

とてもいい建築を見たなー!と良い気分になりました♪