建築設計に役立つブログ

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基礎コンクリートの止水板を忘れた方へ

「止水板を忘れて耐圧盤コンクリートを打設してしまった。」

止水板は非常に重要な部材です。

基礎コンクリートの耐圧盤と立上り部分は別々にコンクリートを打設するので、必ず継ぎ目が発生します。

打継ぎ部は水が侵入する弱点部になるので、止水板を入れることで水が侵入するのを防ぐことができます。

これが無いと、打継ぎ部から住宅の床下に水が侵入してくるリスクが高まります。

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打継ぎ部が地面より下になる物件の場合は図面でも必ず記載しておかないといけません。

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それほど大切なものを入れ忘れて耐圧盤のコンクリートを打設してしまっても、実は後施工できる建材があります。

それがエヌ・エス・ピーさんの商品である打継ぎ止水材「Wストッパー」です。

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これはシーリング材なので、耐圧盤を打設した後にシーリングを打つと既設コンクリートには浸透して固着し、打設したコンクリートには溶融して固着します。

なので止水板の代わりとなってくれます。

こんな便利な商品があるなんて知りませんでした。

止水板を忘れたときに限らず、むしろ最初から使いたい商品ですね!

よかったら参考にしてみてください。

 

建築現場でよく使う現場用語

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「現場経験がほとんど無く、職人さん達との話についていけない。」

「新卒で現場監督として入社するが現場の専門用語を使った会話についていけるか心配だ。」

誰しも最初はわからないことだらけなので不安でいっぱいなものです。

私が木造住宅の現場監督になったばかりの頃もそうでした。

職人さんにいざ話しかけられても何を言っているのか全くわからないこともありました。

なのでこれから現場に出ていく方の少しでも役立つよう、現場でよく耳にした専門用語をまとめてみました。

前もって理解しておくことで現場での仕事がスムーズになるかと思いますので、紹介します。

▪️ふかす

壁の厚みを厚くする・迫り出すという意味です。

「ここ電気配線通ってるからふかしていい?」と言われたら、

「電気配線が通っている壁などを電気配線分の厚みだけ迫り出していい?」という意味になります。

「ここでタバコを吸っていい?」という意味ではありません。

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↑写真右側がふかした壁です。

▪️インニッサン

ラジオ体操の時に使うような言葉ですが、現場では天井などの下地に使う木材のことをいいます。

36mm(一寸二分)×39mm(一寸三分)の木材を略してインニッサンと呼んでいます。

※現在は30mm×40mmで製造されています。

何かの合図ではありません。

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▪️職人遊んじゃうよ!

職人が現場に入れず、仕事ができない状況を言います。

現場で仕事ができず稼げなくなり、職人さんにとっては楽しいというより辛い状況です。

現場で職人さん達がキャッチボールやトランプなどをして遊ぶわけではありません。

▪️埋め殺し

工事中に設けた何かしらの部材が撤去できないので土に埋めたままコンクリートなどを打設することを言います。

※現場で不祥事を起こした人を殺して埋めるわけではありません。

▪️ハメ殺し窓

開かない窓のことをいいます。物騒な呼び方やので今ではFIX窓・固定窓と呼ぶことが増えています。

※お客さんの前では使わないようにしましょう。

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▪️はつっていい?

ものを削ったりすることを「はつる」といいます。

「玄関扉入らないから基礎少しはつっていい?」と言われたら、基礎コンクリートを少し削るという意味になります。

▪️ラーメン構造

柱と梁という部材が接合部で剛接合された構造をラーメン構造といいます。

※食べ物のラーメンとは関係ありません。

▪️ミルシート

かわいらしくてお菓子のような名前ですが、全然違います。

鋼材メーカーが発行する鋼材の品質シートのことを言います。

※建物の検査で提出を求められるので、必ず業者さんからもらうようにしましょう。

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▪️手おこし

木造住宅などで柱や梁を建てて住宅の骨組みをつくっていく作業を、クレーン車などを使わずに人力で行うことを言います。

住宅を建てる敷地の前面道路が狭いとクレーン車などの大型車が入れず、部材を人力で運ぶしか方法がありません。

※その際は「今回の上棟は手おこしで!」と言いますが、職人さんからは100%文句を言われます。

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▪️ここの高さ1200でいい?

現場ではmm単位で話します。

※メートルやセンチ単位で伝えるのはやめておいたほうがいいでしょう。

ここで紹介したものはほんの一部ですので、他にも思いついたらどんどん追記していきたいと思います。

 

オシャレなガラス棚板の固定金物

「オシャレなガラス棚をつくりたい。」

「ガラス板を固定するオシャレな金物を探している。」

いくらガラスがきれいでも、ガラス板を固定する金物が残念だと雰囲気が台無しになってしまいます。

設計であれば金物にもこだわりましょう!

「とはいってもどこの金物を使ったらいいのかわからない。。」

そんな方にオススメなのが、スガツネ工業さんの金物です。

スガツネ工業さんといえば建築業界ではほとんどの方がお世話になっていることでしょう笑

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デザイン性だけでなく機能性にも優れた金物が多く、暇さえあれば私はよくカタログを見ています。

ガラスを固定する金物は目立たないデザインであることと簡単な操作でガラス板を固定できる金物がふさわしいと思っていたので、こちらの金物を採用することにしました。

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2884型ZN5という金物なのですが、ビス面が見えなくて薄いフォルムが今回のガラス棚の雰囲気にふさわしいと感じ、気に入って採用することにしました。

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実際設置したのがこちらです。

全体としてガラス棚は高級感あるインテリアの雰囲気にふさわしいものとなりました。

お客様も喜んでくれたのでとても嬉しかったのを覚えています。

設計としてこだわりたい部分は金物であってもメーカー名や品番などは図面や仕様書に記載しておくことが大切です。

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スガツネ工業さんは千代田区岩本町にショールームがあるので実際に金物を見学することができます。

こちらで是非とも金物を目で見てみると良さが理解できます。

やはり実物を見ることに越したことはないですね!

最後にガラスは安全面を考えて強化ガラス等にするなど割れにくい素材とし、ガラスの出隅部分も面取りを行うなど、注意を払うことも忘れないでほしいですね!

ガラス棚をつくろうと考えている方は、良かったら参考にしてみて下さい。

玄関扉枠は枠勝ち?それとも?

「玄関扉枠をつくっているが枠勝ち?」

現場監督さんや設計さんであれば現場に行ったときに大工さんからこのような質問を受けたことがあると思います。

つまりは玄関扉縦枠を床にドン付けするのか?という意味ですが、ドン付けしない方法もあります。

実際どちらがいいのでしょうか?

答えはどちらも正解だと思います笑

玄関扉縦枠勝ちにすると枠が玄関土間床にあたりスッキリします。

縦枠があるおかげで納まりも綺麗です。

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見た目はいいのですが玄関土間床は雨の日など濡れることが多いので、土間床と接する玄関縦枠の部分が腐食しやすいというデメリットもあります。

しばらく経つと縦枠下がボロボロになっていたり。。

そうなることを防ぐために玄関床のタイルを縦枠の壁下まで貼って、その上で縦枠を止める方法です。

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こうすることで玄関扉縦枠は土間床から離れたところで止まっているので、雨の日でも床が濡れることはありませんね。

私的にはこの場合見た目は気にならないのですが、気になる方もいらっしゃるようです。

意見が別れるところなので現場の大工さんも質問してくれるんでしょう。

それぞれのメリット・デメリットを把握してどちらを選ぶか考えることが大切です。

保存・再生された日本の赤レンガ近代建築

現在では日本の優れた近現代建築を保存し、再活用する動きがさかんに行われています。

一級建築士試験問題でも、出題される可能性が高くなっています。

ここでは保存し再活用されている有名な作品をまとめましたので、紹介していきます。

※ここに掲載している建物は全て私が撮影したものですので、上手下手はご容赦ください笑

◇倉敷アイビースクエア

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岡山県倉敷市にある倉敷紡績所の工場を、現在では改修してホテルや文化施設として再利用されています。

レンガ積みの外壁や、瓦葺のノコギリ屋根が印象的です^_^

サッポロファクトリー

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サッポロビールの工場を保存しながら、大規模な複合商業施設として開発されています。

歴史的な赤レンガ建築です。写真のような大型のアトリウムが作られていて、保存されている煙突や複数の施設をつなげる役割を果たしています。

横浜赤レンガ倉庫

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赤レンガ倉庫は、明治〜大正時代にかけて保税倉庫として使用されていました。

鉄骨造のベランダや、エレベーター、避雷針など、当時の最新技術を用いて作られていたそうです!

現在は文化施設や、商業施設として利用されています。ちなみに2棟あります。

金沢市立玉川図書館

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大正時代に作られたたばこ工場を保存し、新築の建物と一体化して作られた図書館です。

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↑写真部分は新築された図書館の中庭で、赤レンガが床に敷き詰められています。中庭に向けてガラス張りとなっています。

◇北区中央図書館

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明治時代、砲兵工場として使用されていた赤レンガ倉庫を、図書館に転用し、増築した建築です。

赤レンガの外壁はRCで補強されています。内部では、屋根を支える鉄骨トラスや、鉄骨ラチス構造の柱を保存しながら、見せるよう計画されています。

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敷地は公園と隣接していて、公園からは赤レンガ倉庫を眺めることができます。

◇東京駅丸の内駅舎

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建築家辰野金吾氏によって設計された駅舎です。

赤レンガのファサードで、白い石で作られた水平・垂直ラインが特徴的です。

2000年に特例容積率適用地区が創設されたことから、未利用の容積を周辺の建物に売却・移転することで保存・修復費用を捻出し、2012年に復原されています。

以上、日本の赤レンガ近現代建築の保存・再生をテーマにした建築編です。

ここに記載したのはほんの一部なので、是非ともご自身で調べてみてください!

製図試験で製図道具をまとめるのに役立つバッグ

「製図道具を何かしら忘れがちだ。」

「製図道具が多すぎて、作図中どこに道具があるかわからなくなる。」

「作図中に製図道具がすぐに使えるような入れ物があったらいいのに。」

製図試験中は時間が限られているので、ストレスを少しでも減らしたいものです。

そんな時に役立つ商品があります。

それがこちら!

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SONICという会社さんが出している「utlim」というシリーズのバッグです。

コンパクトなバッグに見えますが、開けてみるとビックリ!

自らスタンドする

バッグにはフラップが付いているので、フラップを曲げるとバッグを自立させることもできます。

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立てるとどこに何があるかが明快なので使いやすいですね!

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製図試験中には必要不可欠な蛍光ペンが机の上で無くなって焦ったりします。

このバッグにはペン用のバンドホルダーもあるので写真のようにペンを立てられます。

本体収納部には三角定規やコンパス、スケールなどの大きめの道具も入れられるので、取り出すのも簡単です。

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計算機なども手前にあるちょい置きトレーに置けば、作図中邪魔になりません。

私の場合、製図道具は全てこのバッグに入れていたので忘れ物も防止できていました。

このバッグがあったおかげで製図試験中のストレスもかなり無くすことができました。

物を無くしがちな人や試験中の物を探すストレスを減らしたい人にはふさわしい商品です。

Amazonなどですぐに購入できますし、金額もリーズナブルなのでとても助かります。

いいなと思った方は良かったら検討してみて下さい。

玄関のストレスを減らすエコカラットの効果

「玄関を華やかにしたい。」

「玄関を湿気や臭いがしない快適な空間にしたい。」

住宅でいう玄関は、顔の部分になります。

訪れる人からすれば一番最初に目にするところでもあるので、見栄えをよくしたいという方も多いかと思います。

日本では玄関といえば靴を脱ぐスペースです。

つまり靴がたくさん置いてある空間です。

雨の日は濡れた靴が置いてあるなど湿気が多く、臭いもこもりがちです。

やはり玄関は湿気や臭いを取り除きたいし、快適な空間にしたいですね。。

そんなことを考えている方へオススメなのが「エコカラット」です。

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普段住宅の設計をしている私からしても、エコカラットはとても便利な商品です。

エコカラットはタイルですが、湿気も吸収してくれたり脱臭効果もある商品です。

デザインのバリュエーションも豊富で使うタイルによって空間を華やかに演出できたり、高級感を演出できたりと非常に優れています。

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それに水拭きもできるのでお手入れも簡単です。

後付けもできる商品なのでリフォームやリノベーションの際も簡単に施工することができます。

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この写真の現場のように照明などでタイルを照らしてあげると素材感が強調されます。

なんだか高級感漂うカフェみたいで素敵ですね。

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この写真のように濃い色の壁紙と対比して設置し照明で照らしてみたりすることで、よりタイルの素材感を強調することもできます。

デザインだけでなく玄関という空間が持つ問題を解決してくれるエコカラットは、もしかしたら玄関にうってつけな商品なのではないかとも思っています。

設計者の方や住宅を建てようとしている方、リフォームを考えている方はぜひともポテンシャルの高いエコカラットを採用してみて下さい!