「この仕事に人生をかけて必死に考えた。」
建築業界では、敷地と要望に対する建築アイデアを募集し、一番優れていると思われるものを一案選ぶコンペというものがあります。
選ばれれば嬉しいけど、選ばれなかった2位以下の方々は何も実現せず、報酬も無しのまま終わってしまうことも多々あり、とてもシビアな世界です。
しかし世の中は広いようで狭くもあり、その当時必死になって考えたことが、別の機会で役に立つなんてこともよく聞く話です。
◇京都駅のコンペ
この広場の設計者である安藤忠雄さんは、京都駅の建築コンペに参加された時、大きな人工地盤をつくり、そこに大きなさくら広場をつくることを提案されていて、私自身とても感動したのを覚えています。
このアイデアは実現しませんでしたが、その後計画された、千葉県にあるさくら広場には、当時考えられていたアイデアが存分に活かされています。
過去に体験したことや学んだこと、考えたことが時間が経って他のことと繋がっていく。まさに当時はただの点同士だったものが、どんどん繋がって線になっていく。
適当にやっていたら、つながることはない。一生懸命行っていたからこそ、点と点が繋がって線になり、結果になっていくんでしょうね。
まさに人生は毎日が本番!一生懸命生きよう^_^