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一級建築士学科試験に出るかもしれない!東京都豊島区 豊島区役所

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最近の役所は面白くなってきています。

役所と聞くと、堅苦しくて、ほとんどの人は何かの申請の時くらいしか来ないというイメージが強いのではないかと思います。

ですが、そんな堅苦しいイメージを覆してくれる役所が最近増えてきています。

豊島区役所はその代表例です。

高層マンションのような姿にインパクトがありますが、そこではなくこの建物には立体的な屋外緑化テラスがつくられています。

役所機能のある事務所の外部周りを、エコヴェールと呼ばれるパネルで囲うことで、エコな空間をつくりだしています。

屋外緑化テラスというだけでも珍しいのですが、何よりこれらの空間が屋外階段によって、立体的につながっているので、ここに植えられている色々な植物を眺めながらゆっくりと立体散歩することができます。

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所々に人工的に作られた池もあり、メダカなどの姿も見られます。

高層ビルディングなので途中、東京の景色を眺めながら登り降りすることもできます。

さすがは豊島区池袋!東京の色々な景色を楽しむことができます。

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池袋の名所の一つであるサンシャインビルも、はっきりと見えます。

階段を登って一番上の広場に到着すると、水槽が設けられていて、ちょっとした水族館気分も味わえたりできます。

東京都心のど真ん中で、植物や魚など、自然の生物と触れ合えるのは、何よりの癒しになりますね。

私が訪れた時は、野鳥も観察することができたので、自然の動物達にとっても憩いこ場所になっているようでした。

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デザインとしても面白いですが、私個人として、とても印象的な部分がありました。

一般的な高層ビルでは、空調の効率を考えて、窓は開閉できないFIX窓にすることが多いですが、ここではテラスがあるので、面した部分に開閉可能な窓が多く設けられています。

ちょっとした暑さや寒さを調整したい、また換気したいなーと思う瞬間は人間であれば、誰でもあるかと思います。

ましてやこのようなご時世であれば、なおさら自然換気を行いたいでしょう。

この建物は開閉可能な窓が多く存在するので、コロナ禍では、まさに最先端な建物となっているように感じました。

さて話は屋外緑化テラスに戻りますが、この建築の空間体験をしてみて、本当に建築を面白くしようとしているなぁと感じます。

建築と同じく、仕事も面白くしようとすると、どんどんアイディアが浮かんできます。

そうしているうちにどんどん熱中していき、クオリティもぐんぐん上がっていくことでしょう。

「仕事を面白くしよう!」という思いだけは忘れたくないと心に誓った瞬間でした。