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365日、日本の名建築10日目

本日は十和田市現代美術館を紹介します。

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こちらの建築はボリュームごとに分けられて配置されています。

美術館と言えば一つの巨大なボリュームがどんと建っているイメージですが、こちらはいくつかのボリュームに分けて分散されています。

大通り側には大きなボリュームを、住宅街側には小ぶりなボリュームを配置しているのがわかります。

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こうすることで住宅街に対する圧迫感を軽減できるので、優しい建築となっているのが伝わってきます。

小さなボリュームが敷地に点在しているのでボリュームの間に庭が生まれます。

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この庭のおかげでより建物に近づきやすくなるので、敷居が一気に下がります。

昔ながらの美術館というと近づきにくい威圧感がありましたが、十和田市現代美術館はとても近づきやすいですね!

展示空間もそれぞれ移動するごとにガラス張りの廊下を通るので、気持ちを切り替えられます。

ずっーと展示空間を歩いていると疲れますが、こよ美術館では移動するごとに気持ちが切り替えられるのでとても楽しい!

なんだか調べれば調べるほど、理解しようとすればするほど優しい建築なんだなということが伝わってきます。

建築の幅が広がったので、とても勉強になった建築でした。