「この人といると落ち着く、だからずっと寄り添っていたい。」
「この人弱っているけど、大丈夫かな?心配だから寄り添っていたい。」
美しかったり、優しかったり、自分を癒してくれる人が傷ついていたりしたら、そっと寄り添い、守っていきたい。
ベネッセハウスミュージアムは、自然と共に存在する美術館です。一般的に言えば、美術館の展示室は作品が風化するのを防ぐため、設備で保たれた箱の中で保存されています。
でもこの美術館は直島の自然を取り込むほどの巨大なガラス窓が設けられていたり、外部へ開放できる窓を設けるなど、大胆に自然を取り込んだつくりになっています。
↑明るい展示室と仄暗い展示室
この美術館の空間にいると、本当に自然に寄り添ってつくられていることが伝わってきます。
自然は何よりも大切な存在だからこそ、自然に寄り添った建築でありたい。
そんな思いが伝わってくるような建築作品でした。
自分にとって大切な人を失いたくなければ、優しく寄り添ってあげよう。