どうやって建築をつくろうかと考えているときは本当に楽しいものです。
建築設計の一番楽しいときはまさにそこかもしれません。
建築のつくり方を知ることで、きっと実務でも大学などの設計課題を考えるときにも役立つはずです。
ここでは建築のつくり方と実際に存在する建築をいくつか紹介したいと思います。
ものづくりを楽しむことはとても素晴らしいことだと感じています。
さぁ、子供のように建築を楽しみましょう!
◇並べてみる
建築を考えるときは一つの大きな塊ではなく、いくつか小さな塊に分けて配置してみることで、建築をつくることができます。
並べ方もただ並べるのではなく、ずらしながら並べてみることで、建物周りに独特な空間ができます。
湘南T-SITE
ボックスを並べていて、ずれた場所を庭にすることで自然と調和した建築になっています
◇分けてみる
こちらも建築を大きな一つの塊ではなく、小さな塊に分けて配置してみることでカタチをつくることができます。
分けて配置した塊を廊下やホール・屋根などでつなぐことで、一つの建築としてのつながりをつくることができます。
十和田市現代美術館
分けて配置された建物を廊下がつないでいます
◇積んでみる
いくつか塊を積むことで建築をつくることができます。
日本に昔からある五重塔などがその例で、インパクトのある外観をつくることができます。
浅草文化観光センター
色々な形の平家が積まれた外観をしています
◇ずらして積んでみる
ただ建築を積むのではなく、ずらしながら積むことで独特なカタチの建築をつくることもできます。
同じ大きさの塊を積むのではなく、大きさの異なる塊をずらしながら積むことで、テラスや軒下空間が生まれます。
ニューミュージアム
大きさの異なる塊をずらして積むことでテラスや軒下空間が生み出されています
他にも建築のつくり方はたくさんあります。
建築のつくり方を知って、建築の設計をどんどん楽しんでいきましょう!