「斬新なアイデアを思い付いたが、おこられそうだからやめておこうかな。。」
「いつまでも夢ばかり語っていても仕方がないから、現実的に生きよう。。」
子供の頃は夢いっぱいで毎日が楽しかったのに、いつの日からか夢を見ることを忘れ、毎日がつまらなく感じているという方も多いのではないでしょうか。
宮城県仙台市に「せんだいメディアテーク」という建築があります。
見てのとおり柱がチューブ状になっていて、前例では見たことのないカタチをしています。
構造は、プレートと呼ばれる七枚のフラットスラブを、チューブと呼ばれる構造体でつないでいます。
このチューブ状の空間は、細い鉄骨を網状にして組み合わせていまして、柱としての役割だけでなく、設備配管スペースやエレベーター、階段としての役割も担っています。
伊東豊雄さんは、建築と人と自然との関わり方が重要になるとの考えから、このチューブを通して自然を建築空間内部に取り込もうと試みたそうです。
南側は二重ガラスになっていて、熱負荷を遮られるようにもなっています。
このチューブのアイディアを実現させるには、設計としても現場としても、かなりの苦労が垣間見えます。
施工に関わるお仕事をされている方なら、この揺らぎながらねじれたカタチの鋼管柱を施工する難しさは並大抵のものではないことが理解できます。
それでもなんとか試行錯誤を重ねながら、なんとかカタチにしています。
まさに施工業者の方々の、苦労のたまものと言えるでしょう!
誰でも「こんなことができたら面白いだろうな〜」と考えることはあると思います。
さすがにこれは無理か〜と自分で自分を却下してしまう前に、どうやったらこれを実現できるかを考えて、自分を信じて行動していくことがなにより大事ですね^_^