壁式鉄筋コンクリート構造は、壁と床で構成された構造体です。
柱・梁と呼ばれる部材がない変わりに、壁が柱・梁の変わりとなっています。
箱上のものが積み重なっているので、固くて頑丈な構造です。
鉄筋コンクリートラーメン構造は、柱と床を支える梁と呼ばれる部材で構成された構造体です。
格子状に組まれているので頑丈ですが、同時に柔らかさも備えた構造体です。
どちらもそれぞれの特徴を活かして、地震の揺れなどに耐えます。
これらの構造体は似ているようで異なる性質を持っています。
壁式鉄筋コンクリート構造は持ち前の固さで地震に耐える構造であるのに対して、鉄筋コンクリートラーメン構造は柔らかさで地震に耐えることができる構造であるということ。
柔らかいと揺れを吸収するので、大きな揺れを軽減することが可能になります。(皿の上にある豆腐を揺らしても崩れないように。)
揺れを吸収できれば建物自体も壊れる可能性が少なくなります。
地震などの災害から建物を守るためには、固さも柔らかさもどちらも大事です。
なんだか人間にも言える気がしますね。
ちなみに私は、柔らかい人間の方が好きです笑