「仕事を上手くまとめているね!」
「君は手がかからないから、安心して任せられる。」
「派手さは無いけど、良くやっている。」
でも派手さが無いのは、悔しい。。。
なんだか何も才能が無いように思われるけど、それでいい。
突出した何かがあれば、目立つことができる。
でも、その代償として失うものもあるでしょう。
建築家の隈研吾さんの「負ける建築」という本を読んだことはあるでしょうか?
建築を作る上でも主役は自然で建築は、周りに溶け込ませる。
建築は初めからそこに存在していたかのように佇んでいる。
そんな在り方も正解ではないか!
どんな仕事も卒なくこなしていく。これはもはや才能だ!
派手さなんて無くてもいい。それが輝く時が必ずくるから。
もしかしたら、続けているうちに、周りがみんな脱落したいって、自分が際立つ時がくるかもかされませんね。
海沿いに建つこの建築は、海の町・音戸町に馴染んで存在しています。
大きな建物ですが、圧迫感も無く、もの静かに存在しているところがとても愛着を持ちます。
建物の前面にかかった長い屋根が海に向かって下りていっているので、大きな建物独特の圧迫感を和らげてくれます。
屋根の下はテラスになっているので、ここからは穏やかな海の風景を眺めながら、過ごすことができます。
海沿いの穏やかな雰囲気によく馴染んだ素敵な建築でした。
ということで、自分を目立たせることも大切ですが、周りを主役として、自分はその引立て役として、敢えて負けることも大切なのかもしれませんね^_^