「人生とは旅のようなもの。真っ直ぐな道もあれば、曲がりくねった道もある。」
この先に起こることなんて、誰にもわからない。川の流れに身をまかせ、穏やかに漂うのも人生である。
こちらは、葛西臨海水族園です!
ガラスと白色の構造体で作られたドームが、とても美しいですね。
江戸川区にある葛西臨海水族園は、まさに海沿いにある水族園です。
ガラスドームの周りには水盤があり、この水面と遠くに見える海の水面が重なり、連続しているように感じます。
↑意図的に配置された白いオブジェは、海を漂うヨットのようにも見えます。
そんな風景に感動しながらいよいよ中へ入ろうと、ドーム下にあるエスカレーターを降りていく瞬間は、まるで海の中に潜っていくような感覚になります^_^
そして降りた先には巨大な水槽と、その中を泳ぐ魚の群れが出迎えてくれます。
ちなみに東京を代表するこの水族園は、谷口吉生さん設計の建築です。
谷口さんと言えば、猪熊弦一郎美術館やニューヨーク美術館などの設計者として、世界的にも有名な建築家です。
ここでは入口から出口に至るまで、たくみに奥は奥へと誘導し、訪れた人々を導いてくれます。
度肝を抜かれるような巨大な水槽には、サメやマグロなどの大きな生き物から、イワシなど小型の魚の大群の姿を見ることができます。
水槽は大きいものが多く、そこに入れられた水の水圧に耐えるため、かなり厚みのあるガラスが使われています。
↑左下の手摺部分がガラスになっています。
上からはガラスの厚みが確認できます。
また、葛西臨海水族園では、魚だけでなくペンギンや海鳥も見られることが醍醐味の一つでもあります。
色々な大きさのペンギンがいて、とても癒されます^_^
建築好きな私から言えるのは、この水族園では魚の姿など生き物以外にも、水族園で使われている設備などの裏側が見れたりするのも楽しいですね笑
↑これは水槽の上部分
配管や照明の機材が見られます。
生き物だけでなく、空間構成や照明、ガラスドームなど建築的にも面白い工夫が凝らされているのを見るも、楽しみの一つだと思います。
水族園の空間に導かれるように、身をまかせているだけでも楽しめる葛西臨海水族園。
谷口吉生さんの建築は、美しくて楽しい作品が多いので、今後も色々ふれていきたいと思います。