日本は本当に地震が多いですね。。
この記事を書いている今は2021年ですが、ここ2〜3年で震度5クラスの地震が多く発生しています。
これから家を建てる人にとっては安心して暮らすために大地震に耐えられる家であることが重要ですね!
地震に耐えられる構造は主に代表的なものが3つあります。
ここではその3つの構造について説明します。
▪️耐震構造
日本では最も普及している構造で、地震の揺れに耐えて踏ん張る構造です。
マッチ箱で考えますと、外側の箱だけでは横からの力が加わるとすぐに倒れてしまいますが、内側の箱を入れると頑丈な箱になります。
この内側の箱を建築では耐震壁といいます。
壁が多いほど箱は頑丈になります。
しかしながら、ただ壁が多ければいいという訳ではなく、バランス良く壁を配置してあげることで強くてより安全な構造となります。
▪️免震構造
地震の揺れに耐えるのではなく受け流す構造です。
建物の足元を地面から切り離し、ゴムやローラーなどを置いて、建物に地震力を作用させない構造です。
耐震構造では地震に耐えるので大地震が起きた時に壁や柱が損傷しますが、免震構造は建物を地面と切り離せるので損傷を防ぎやすくなります。
損傷を防ぎたい歴史的建築物や地震後も活動を行うことが必須である病院などにもよく用いられています。
▪️制震構造
制震構造は建物の揺れを抑える装置を建物内部に組み込んだ構造をいいます。
建物が振れるのを制するので、制振と考えてもいいと思います。
建物内部数ヶ所の壁内にダンパーと呼ばれる装置を設置し、地震が起きた時にこの装置がずれて動くことで建物全体の揺れの増幅を抑えることができます。
リーズナブルで手軽にできる装置もあることから、最近では木造住宅などにも多く用いられています。
▪️エアー断震システムというのもある
こちらは上記の3つほど有名ではないですが、エアー断震システムというものもあるそうです。
「エアー断震システムとは何?」と思われるかと思いますが、その名の通り震えを断つ構造のことをいいます。
仕組みは地震の揺れを感知したらセンサーが反応し、エアーポンプが作動して建物を空気圧で一瞬浮かせることで揺れを防ぐようになっています。
↑こちらがセンサーとポンプ
階段下などの空間に納めることができるとのことです
こちらを用いて基礎の下に空気を送り込んで住宅を基礎ごと浮かせるんですね。
地震の多い現代日本では上記3つに加えて今後有名なシステムになるかもしれませんね。
ここに記載したのは簡略化した説明だけですが、もっと詳細な説明を追加していく予定ですが、よかったら参考にしてみてください!