建築設計に役立つブログ

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東京都新宿区 新国立競技場

「俺は医者だから、紹介したら驚くぞー!」

「さぁ、驚くがいい。」

「俺は、先生だぞ!とても、偉いんだぞ!」

こういう人はきっと、すごく偉いんでしょう。

みんなで褒めてあげましょう笑

そしてそれが終わったら、二度と関わらないようにしましょう笑笑

関わらないにこしたことは無いんですが、こういう人がお客さんだった場合はかなり面倒で、中々切るに切れないですね。

偉大な職や立場についている人も、周りが持ち上げてくれないとふてくされるのではなく、そんなプライドは捨てた方が、もうカッコつけないでいいから、より自分らしく自由にいられるのかもしれません。

きっと、仕事でも人としても幅が広がる気がします。

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こちらは新国立競技場。

隈研吾さん設計の、待ちに待った建築がようやく形を成してきました。

建築家隈研吾さんの設計した建築は今、日本だけでなく、世界中で大人気です。

建築雑誌で見ない日は無いくらい有名です。

ここ最近10年間でも、浅草文化観光センター、角川武蔵野ミュージアム東京工業大学タキプラザ、明治神宮ミュージアム、高輪ゲートウェイ、そして新国立競技場など、大型建築が続々と関東に現れています。

羅列すると、本当にすごいバリエーションです。

私の場合、毎週どこかで隈研吾さんの建築に触れている気がします。

隈さんの建築はとても軽快な作品が多いです。

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出しゃばった感じもなく、とても穏やかにその場に存在しています。

隈研吾さんがおっしゃられていた「負ける建築」とは何かを教えてもらっている気がします。

社会の中でも、偉くなれる人は限られていますが、偉くなった時程、その人の人間性が試されるのかもしれません。

例え偉くなってもプライドを捨てることができたとき、もう偉ぶる必要も無くなるから、より自分らしく自由にいられるかもしれない。

自分らしくいるための方法は、案外プライドを捨てることから始まるのかもしれないですね。

「負ける建築」ならぬ、「負ける人間」も、今の時代には必要だ。。

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