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東京都墨田区 すみだ北斎美術館

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墨田区に新しく作られた「すみだ北斎美術館」で、設計はSANAAです。

建物への入口が切れ込みの入ったスリットのようになっていて、興味を引きます。

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女性が身につけているスカートのスリットは、歩きやすくなるように入れてありますが、そのスリットが魅力的で、とてもセクシーで、男性なら思わず見惚れてしまうこともあるでしょう。

私もその一人ですが。。

そんな感じとは違うかもしれないですが笑、この建物のようなスリット(以降隙間と言います)を見ると、思わず入りたくなりますね。

しかもこの建物の四方向に隙間が作られているので、どこからでも建物に入れるようになっています。

そして外壁を覆うアルミのパネルが印象的ですが、威圧感は感じなかったのが不思議です。

さて、どのようにしてこのカタチをつくっているのかというと、周辺のスケールにあった5つのボリュームが寄り添い、つながってできた姿が今のカタチとなりました。

これらのボリュームがつながるときにできた隙間は、入口となっていたり、自然を取り込むガラスの開口部となっています。

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ちなみに外壁のアルミパネルには、周囲の景観が写り込んでいます。

遠くから見ると周りの風景を映し出す鏡のようで、その場に溶け込んでいるように見えるのが不思議でした。