毎年一級建築士学科試験には最新の建築が出題されます。
試験の問題は上辺だけの暗記では答えが導けないようになっています。
やっかいなのは「〇〇という建築は、〇〇のような特徴があって◇◇のような空間となっている。」などと、全く違う建築物の説明をさもその建築物であるかのように出題されていたりします。
建築物一つにしてもその建築がどのような特徴を持っているのかをきちんと理解する必要があります。
ここで紹介する建築は私が勝手に選んだだけなのではずれる可能性は高いですが笑、知っておくとよいと感じた建築作品を選びました!
飯能市立図書館
埼玉県飯能市にある図書館です。
地上2階建で2013年に完成した建築です。
地元では林業が盛んなので、地場産の西川材という木材を使用した温かみのある空間となっています。
内部には掘立柱が建っていて、その柱から樹状に延びる部分が屋根を支えています。
天井には不燃処理を施した木板材が用いられています。
1階が書架スペース、2階が閲覧スペースになっていて、屋根なりの吹抜けが上下階を優しくつなぐ役割を果たしています。
森林文化都市「飯能」にふさわしい建築となったいました!
今紹介しているのはひと作品だけなので、この後まだまだ更新していきたいと思います。